歴史
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読んで印象に残った本などをレビューします。
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- Link > amazon:世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)
- Link > amazon:戦後史をよみなおす――駿台予備学校「戦後日本史」講義録
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世界史の大きな流れが見える。個々の出来事より、大きな流れをどう読み取るかに注力した世界史。
「なぜ」「どうして」そうなったか、を大事にしています。
細かい史実なら、いくらでも情報はあるので、大局的な流れがざっくり掴める本はありがたいですね。
教科書的な歴史だと、個別の事実の羅列になってしまい、関連や全体像を見失いがちなので、細部よりも全体を読めるこういう本は貴重ではないでしょうか。
個別の歴史については、また別の本を当たる必要があると思います。

結構左寄りの記述で、ある程度補正しながら読む必要はあるかもしれませんが、戦後日本の歩みをざっと再確認したかった私には、とても面白く読めました。

特に、日本の民主化の過程で、アメリカ内での勢力間の力関係で大きく方針が変わり、現在の様々な状況に影響を残していること、護送船団や自民党政治、安倍政権につながる改憲派、などへのつながりも、読み取れたように思えます。
この辺りは、教科書などでもあまり突っ込んでいないので、自分である程度勉強しないといけないなと改めて感じました。

実は日本史があまり好きではなく、敬遠しがちなんですが、この本はどうにか読めた、という感じです。
私が日本史を敬遠しがちな理由は、現在の近代化した生活を、直接的に生み出してきた歴史ではないと思うからです。
日本史からは、日本が近代文明を如何に咀嚼し取入れてきたか、という流れは読み取れても、どのようにここ(現代社会)にたどり着いたのかについて、殆ど説明してくれないと思っているので、世界史の理解と比べて、どうしても優先順位が下になってしまっています。
一方で、現在の日本が、西洋文明と噛み合っていない部分、日本社会の特殊性などを理解する上では、どうしても日本史の理解が必要になってくると思います。
結局、なんかネガティブな感じになってしまい、敬遠しがちとなってしまうのですが、この本はその辺りを無理なく(ある程度)埋めてくれたと思います。


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