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読んで印象に残った本などをレビューします。
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まだ読み始めて少しなので中途半端になるけれど、とりあえずここまでのレビューを書きます。

これを読み始めて、イスラム教が、ユダヤ教、キリスト教と同じ神(アッラーとは単に呼び名であり、旧約聖書の神を指している)を信じること、コーランに加えて旧約聖書、新約聖書を聖典とし、その続きである、という位置付けがよく分かりました。

出だしから、旧約、新約聖書中の話がどんどん出てきて、それに対する批判的な話がいろいろ出てきます。
というか、ユダヤ教徒、キリスト教徒の「信じ方」が正しくない、キリストの後に出たマホメット(預言者)の言葉こそが神からの正しいメッセージなので、それに従って正しく生きるべきだ、というトーンです。

しかし内容は、正しくキリスト教を理解しているとは思えない批判も多く、マホメットは文字が読めなかったという話も本当かも、と思わせるものがあります。

いずれにしても、旧約、新約聖書を読んでいなければ意味がわからないはずの本なのですが、イスラム教徒の一体どれだけがその全部を読んでいるだろうかと考えると、イスラム教とは実は社会慣習の部分が大きい宗教であり、キリスト教徒のように聖書の内容を理解した上で信仰しているのとは異なるのではないか、という推測ができます。

ましてやISIS等テロ組織の構成員の多くは、コーランすらちゃんと読んでいないのではないでしょうか(勝手な推測ですが)。このような組織がイスラムを語り残虐行為を起こすのを見て、宗教による闘争である、と想像するのは愚かなことであると気づきます。

しかし一面においては、そのような行為を肯定するような内容が書かれていることも事実のようです。ちょっと注意のいる本ですね。もう少し読み進めて、自分なりの理解を得たいと思います。

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