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読んで印象に残った本などをレビューします。
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    ノート表示(LV3)
一冊の本で世論が大きく動くというのは、歴史的にも稀なのではないか。

作者のトマス・ペインは、学者などの知識人でもなく、一時は職にも困るような人生を歩んだらしいけれど、そういった草の根的な経験と、ジャーナリズムの世界に身を置いた経験とが合わさって、誰にでも届く力強いメッセージを書くことができたのだろうと思う。

一見、(イギリスとの)和解の道が安全に思えるが、害が多く結局は支配下に置かれるだけであり、あらゆる面から見て独立こそがアメリカに利をもたらし、必然であり正しい選択であると説く。
またイギリスの王権否定の根拠として、旧約聖書において、神は王による統治を良しとしていないこと、を挙げているのが面白い。

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