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読んで印象に残った本などをレビューします。
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    ノート表示(LV2)
この本の冒頭で紹介されていますが、過去300年で大きな業績を残した科学者300人のうち、9割以上が神を信じていたという調査結果があるそうです。

日本では合理主義の塊のように捉えられている科学ですが、「普遍性」や「真理」の探求という点において、宗教と科学は表裏一体であり、科学は宗教との深いつながりの中で発展してきました。(両者は対立関係でなく、相互に補完する関係だと思います)

この本では、簡単な近代科学史の紹介の中で、科学者たちが、宗教とどのように向きあい、それぞれを自分の中でどう位置付けてきたのか、著者自身の体験も踏まえて紹介されています。

科学者達はおそらく、宇宙の深淵を覗き込む中で、神の存在について考えざるを得ないのではないかと思います。
むしろ現代社会においては科学を深く知らない一般人こそが、科学を盲信し、安直な宗教否定に走っているのではないか、という気がします。

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