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読んで印象に残った本などをレビューします。

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    ノート表示(LV2)
アメリカ人の生活に色濃く反映する宗教の影響について、日常生活的な目線から書いている本です。

日本人はキリスト教の理解がないので、欧米社会の様々な物事を「宗教的次元抜きに」、日本流に解釈していますが、その理解の仕方には限界があるのだと気づかせてくれる本ではないかと思います。
宗教的次元は、むしろ欧米社会の本質であり、それを除いての「理解」はあり得ないのだということ、
そしてその理解は、単に外交や交渉で向き合う場面で必要であるにとどまらず、
欧米型社会システムを全面的に取り入れている日本では、そのシステムの本質を理解する上での必須事項なのだ、と思われます。

少し前に書かれた本のようで、日本がアメリカと対等に渡り合っていた頃の(今ではあり得ない感覚の)話もいろいろ出てきます。
しかし、その本質は現在でも全く変わっていないと思われ、面白く読める本だと思います。

読みやすく面白い本で、一読の価値はあると思います。


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