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読んで印象に残った本などをレビューします。

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ちょっと本の帯がアレな感じなのですが。。(自己啓発本?出版の事情でしょうか)

内容は、歴史的人物や世界の著名人が、聖書をどのように捉え、生活の中で位置付けてきたか、各人の言葉やエピソードで紹介されている本です。
この本に登場する人達は、ほんの一部ですが、西洋文明や歴史の中で聖書がどのように捉えられてきたか、断片を伺うことができます。

実際には、歴史上の重要人物(哲学者、作家、思想家はもちろん、科学者や数学者、芸術家、政治家なども)の、殆どがこの本の登場人物のような熱心な信仰を持って道を拓いてきました。(日本であれば、野口英世やソニーの井深大などもそうですね)
その意味で、西洋文明(現代文明)は聖書の精神の上に建てられた、といっても良いと思います。
日本に暮らしているとなかなか文明や思想のルーツが見えないのですが、こういった本から多少は覗き見ることができるのではないかと思います。

明治以来100年以上に渡り、結果としての成果物(西洋文明)を模倣してきた日本においては、眼の前にある物事のルーツが見えないために、原因と結果の関係が分からず、一定以上、物事について掘り下げて考えることができません。(掘り下げようにも「原因」はこの国には無いのですから当然です)
結果として、物事の判断基準は全て「世界(西洋)ではどうなっているか」「世界の常識はどうか」という形で、西洋世界に丸投げしてしまっている状態です。
その価値判断がどこからきているのか(もちろん聖書からですが)、知らなければ同じ土俵で考えることすらできません。
また、ルーツを知らなければ、自分たちがこれからどういった世界を目指して進んでいくのか、についても考えることができません。

そのような思考停止の状態から脱却するためにも、今こそ日本人は聖書を学ぶべきではないかと思います。

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