追加の考察等(2):グローバル化の問題とアメリカの現状等
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UnitNoteの開発者です。

がんばって作っています。
XのAI、Grokを試しに使ってみたら、大変面白い展開になったのでシェアします。

AI安全制御の話から始まり、気候変動対策、資本主義のアップデート方法へと話は進み、最後には、(不可能としか思えない)気候問題解決も、こんなシナリオならあるいは・・とも思えるアイデアへと収束します。

このシナリオを実現する方法はないでしょうか?
我々人類に残された時間は、あと僅かです。
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追加の考察等(2):グローバル化の問題とアメリカの現状等   LV2     Link:no title  
#### **2. グローバル化の問題とアメリカの現状等**

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> - **グローバル化に内在する歪み**
> - 戦後の世界は、アメリカが先頭に立ち、積極的にグローバル化を進めてきましたが、当然ながらグローバル化には良い面と同時に、悪い面も大いに存在します。しかしそういった面への本質的対応は行われてきませんでした。
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> - 一国内の民主主義経済では通常、資本主義経済に存在する原理的欠陥(強者による弱者の一方的搾取等)を是正するために、労働者の保護、税収からの再分配、福祉等により、公正、平等を担保する様々な措置が取られます。しかし国際経済ではそこまでの措置は取られず、より剥き出しに近い形での資本主義が存在することになります。
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> - しかし、戦後の世界的な成長経済下では、グローバル経済に内在するそのような欠陥よりも、むしろwin-win関係による相互メリットの方が大きく、あまり問題とされて来なかったのではないかと思います。また、システムをリードするのは強者である先進国側であり、欠陥の是正はむしろデメリットでもあったため、積極的に問題の是正を図って来なかった面もあるでしょう。

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> - **グローバル化による格差**
> - しかしながら、グローバル化は強者をますます強くし、弱者をますます弱くする資本主義の原理的欠陥を内包したままであり、問題は見えにくいだけで確かに存在していました。それが回り回って、経済停滞の局面に入ってからは、各国内の格差の顕在化へと繋がっていきました。
> - 例えば、アメリカの資本家、大企業等は、グローバル化により、世界中の最も有利なところから労働、資材を調達できます。コストは下がり、商品の競争力は高められ、悪いことは何もありません。アップル、NVIDIA等も国内に工場を持たず、ファブレス製造業として大きな利益を上げてきました。
> - しかし国内の一般労働者にしてみれば、労働単価の安い国からの安価な製品流入には対抗のしようがありませんし、それらの国の労働者と賃金競争することも不可能です(生活コストが全く違うので当然です)。さらにアメリカ等の英語圏では言語の障壁も低いことから、IT化の進展により、アウトソース可能な労働やサービスは、どんどん他国へと流出してしまいます。このような状況に対して、国内から出ることもできない一般の労働者達は為す術がなく、労働環境は厳しくなるばかりです。
> - このように、強者と弱者では、同じグローバル化でも見える風景が全く違うはずです。見方によっては、強者達は制約の小さいグローバル経済を経由して、国内経済の平等化制約を回避する、間接的な搾取を行ってきたとも言えるかもしれません。

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> - **強者と弱者の分断**
> - このように強者と弱者で見える風景が全く異なるという構図は、移民受け入れ問題でも同様で、強者から見れば、安くて勤勉な労働力は大歓迎であり、道徳的にも正しい事として、「移民受け入れは推進すべき」となりますが、弱者から見れば、安い賃金で必死に働く移民が増えることは、労働供給増による自らの労働価値の毀損に他ならず、移民と同程度まで生活水準を引き下げられることを意味します。
> - これらの構造的問題に対し、政治エリート達は何の手も打ってきませんでした。それどころか、学歴エリート主義が進行した結果、住む地域、所属コミュニティ、情報源までがどんどん分離していき、ある種のフィルターバブルの中で、全体の経済指標や、周囲の人々(アイビーリーグ等)の経済状況を見て、「経済は堅調だ」と判断するようになってしまいます。
> - しかし、経済指標が良くなるほどインフレは進む一方となるわけで、厳しい競争に晒され収入の上がらない一般労働者にとっては、当然ながら生活はどんどん厳しいものになっていってしまいます。
> - そのようにして、社会のリーダー達が弱者側の立場や視点を見失ったまま、一方では大企業からのロビー活動、多額献金等を許容して、グローバル化、ボーダーレス化を無批判に進める「エリートの、エリートによる、エリートのための政治」を続けてきてしまいました。
> - そのことが、人々の不満と怒りを蓄積させ、トランプ政権誕生へと繋がっていったことは明らかであり、このような流れは歴史の必然だったのではないかとも思います。

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> - **歪みの是正の難しさ**
> - このような状況の中で、極端なまでに進んでしまった格差を是正するには、関税や、移民阻止等で、進み過ぎたグローバル化に一定のブレーキをかけていくしか方法がありません。(アメリカでは伝統的に、再分配中心の「大きな政府」は自由を奪うものとして嫌われるため)
> - しかしながら、それ(保護主義回帰)は一時的な対症療法に過ぎず、根本的な解決にはなり得ませんし、進んだ時計の針を戻すことは難しいでしょう。結果的には問題に拍車がかかるだけ、となる可能性もあるのではないかと思います。

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> - **先進国共通の現状**
> - このような状況が、最も先鋭的に現れているのがアメリカではないかと思いますが、(程度の差はあれ)どの先進国にも共通する状況であり、民主主義の行き詰まり、ポピュリズム、極右の台頭、若者の貧困化、社会の不安定化、将来への見通しの悪さ、等を生む原因となっているのではないかと思います。

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