IT
サイズ:     
TEDの、気になったプレイリストや動画を整理してみました。

2番目のフォルダ「Politics動画」は、「TED動画」フォルダの「politics」ノート以下のサブノートを、フォルダ直下に置いて大きく表示されるようにした例です。(動画及びコメントの内容は同じものです)
sub  
    ノート表示(LV1)
動画が表示できません
サブノート画像より

IT関連のプレイリストや動画から、面白いもの、興味のあるものを集めました。 (本文なし)

  不適切報告

  sub_notes(LV2)   全て開く   全て閉じる
人工知能関連のプレイリストです。

オープンソース関連のプレイリストです。

ビッグデータ関連のプレイリストです。

プログラミングなどに関われば、誰もが深く関わることになる「Linux」や「Git」の産みの親、リーナスさんの動画です。

windowsやmacがなくても世界は回るけれど、Linuxがなければ世界は回らない、と言っても良いくらいサーバ用途等で重要なOSであるLinuxですが、それがオープンソース(誰でも使える、誰でも手を加えられる)で提供されている事の意味は大変大きいと思います。(androidもLinuxをベースに作られているOSです)
それほど重要な技術となっているLinuxですが、開発の統括はなんと、リーナスさんが自室で一人で作業しているのだというから驚きです。

また、動画の後半ではリーナスさん自身の開発スタイルとして、大きな夢や目標を追うよりも、目の前の問題を一つ一つ地道に解決していくアプローチをとっている、という話が出てきますが、こう言った職人的なアプローチ(日本では忘れられて久しいのではないでしょうか)が大きな可能性を秘めていることも教えてくれています。

2014年と少し前の動画ですが、ディープラーニング先端を走る人の話が聞けます。

現在では当たり前のように聞くようになった話かもしれませんが、2014年にこの動画で示されている道の延長線上を進んできたとも言えるでしょう。

その意味で、「事の起こり始め」頃に撮られたこの動画は、現在及びこれからの機械学習の発展と可能性をコンパクトに要約しているともいえるのではないかと思います。(もちろん、全て予測通りに進むとは限りませんが)

ディープラーニング技術がここまで進んだのには、近年におけるコンピュータの圧倒的な計算能力向上と、莫大な資金を持ったIT企業の登場が背景にあります。
囲碁のトッププロを破って話題になったAlphaGoも、1000台以上のプロセッサを束ねたクラウドサーバの上で動作しているそうで、運用コストはざっと30億円以上と計算している記事もあります。

[AlphaGoの運用料金は30億円以上? - ITmedia NEWS](http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/24/news058.html)

ディープラーニングがどこまで社会一般に普及浸透するかは、これら計算資源頼みの現状から、どれだけアルゴリズムが改善されて省力化できるか、といったあたりにもよりそうな気がしますね。(技術現状を詳しく知らないので適当な感想です)

一見退屈そうに思われるセキュリティの話ですが、この人の話は退屈でなく、めちゃめちゃ面白いです。
グローバル化したネットを巧みに使う犯罪組織との戦いについての話で、日頃知ることのないネットの裏側の世界について聞くことができます。

ネットを飛び交う情報が拡大すると共に、その隙を狙う犯罪者の手口も大掛かりになり、一昔前の個人的なハッカーから組織的な攻撃に変化しているといいます。
それに伴い、防御の側も相応の対応が必要になってくるわけですが、(PCを使えないセキュリティ担当大臣率いる)日本の組織で、果たして太刀打ちできるのでしょうか?(笑)

少し古い動画(2011)ですが、googleの自動運転車開発を率いていた人の話です。
彼はオンラインのIT技術学習サイト(udacity)も運営しており、自ら自動運転車のアルゴリズムについて講義を行っていて、誰でも聞くことができます。

彼の話から、大きなビジョンと、少し先の未来を想定して取り組んでいることがわかります。
その点、日本社会では、そのような目標設定がなかなか機能しない→大きなイノベーション(又はそれを目指すアクション)が起きにくい、というサイクルが存在するように思います。

日本社会全体として、目の前の「現実問題」に適切に対処すること、すぐに実現可能な「現実的な」目標を追うこと、に価値を置きすぎていて、結果的に木を見て森を見ずといった、近視眼的スタンスに陥っているのでは、と思います。(例えば、政治についても言えると思います。借金前提で回しているのは大変危険ですが、肝心の制度設計にメスが入らないですよね)

一方では、Linuxの生みの親リーナス・トーバルスさんはビジョンより地道なアプローチを好むそうで(TED動画で話しています)、こういったスタンス(オタク的)からも新しいものは生まれていますが、そういった「職人的に何かを追求する」といったアプローチも日本では難しいと思います。(重層的縦型社会構造により、計画者と実行者が遠く分断されている、といった事も要因ではと思います)

日本では均質性や効率性を求めるあまり多様性が失われ、大→小のアプローチ、小→大のアプローチ、どちらもが難しくなっているのではないかと思いますが、イノベーションドリブンな社会に変わるには、そのあたりの構造から変えて行く必要があるのではないか、と思います。

後半ラリー・ペイジさんの話の中で、google社内の有名な「20%ルール」(勤務時間の20%は自分の一番やりたいことをする、というルール)で多くのイノベーションが生まれている、という話が出てきます。

そもそもイノベーション自体が不確実なものであり、成功する保証はどこにもないから、少人数のチームで色々な実験をして、そこから次の事業の芽が育ってくるのを待つ、というサイクルを重視しているようです。

イノベーションを生むには、当然ながら既存事業の運営とは違った方法論が必要で、やり方の工夫次第では促進することもできる、ということですね。

オンライン学習サイトの開祖とも言える、カーンアカデミーのカーンさんの話です。
投資銀行で働いていた彼が、親戚の高校生に勉強を教えるために作り始めた動画が人気を集め、事業化するに至った経緯などを聞くことができます。

実際にカーンアカデミーの授業を視聴してみると分かりますが、彼の授業はとても面白いです。
広範囲にわたる知識の、想像力豊かな理解が背景にあります。
実際のビジネスの現場で、このような理解力を持つ人達が沢山活躍していることを考えると、変化の大きい時代になって日本が勝てない理由がわかる気もします。

いずれにせよ、インターネットを使えば今までできなかったことができるようになる、そのことを素直に実現していけば、自然と新しい価値が生まれて行く、ということなんだろうと思います。

none

  コメント

  コメントを書く
ads