仕事を楽しむことについて
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仕事を楽しむことについて   LV2     仕事が好きだということの根底には「愛」がある  
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分野や職種によっては、なかなかこのように働くことは難しいかもしれませんが、やはり仕事の原点はこのようなところにあるのではないでしょうか。

しかし、世の中が豊かになり、必要なものはだいたい身の回りにある、という時代になって、いつのまにか仕事の一番の目的が、「世界に価値を提供すること」から、「利益を上げて給料を勝ち取ること」に変わってしまった結果、とても面白みのない社会になってしまってきているのではないかと思います。

大規模生産の工業化時代に、分業と元請/下請の構造が進み、誰もが分解された工程の一部を担うのみとなり、全体観、ものづくりの手応えなどが失われてしまったのではないでしょうか。
いまさら、手工業時代に戻ることはできないでしょうが、新たなテクノロジーの登場などで、違った形での原点回帰が可能になりつつあるのでは、という気がしています。

例えば、IT/ネットの発達による情報伝達や情報処理の飛躍的向上、3Dプリンターなどでのプロトタイピング環境など、個人や少人数でアイデアを形にできる時代が見えてきているように思います。
実際、シリコンバレーからはそのような形でどんどん新しいイノベーションが生まれていますね。

日本の大企業(ホンダやソニーなど)も、もとはと言えば泥臭いものづくりから始まっているし、アップルやマイクロソフトにしても、やはり技術屋のものづくり魂がスタート地点ではないかと思います。
組織が大きくなり、経営の論理がものづくりの論理に優先するようになった時点で、イノベーションが生まれる土壌は失われると思います。
そうなったら、やはりその企業はもう寿命なのであり、新たな企業が取って代わる、活発な新陳代謝がなくてはなりませんね。それが資本主義というものでしょう。

すでに寿命を迎えた産業や企業に多くの有能な人材を縛り付けておくのは、本人達にとっても、世界にとっても、不幸なことです。
なにより、金儲けを目的とした仕事に人生の大部分を費やすのは、あまりに勿体ない気がしますね。

「仕事=喜び」となるためにも、もう一度、原点に戻りたいものですね。
また、そうしたことが可能な社会こそが長期的には成功するのではと思います。
そのための、雇用や経済、教育、働き方など、もう一度考え直してみるべき時期にきているのではないでしょうか。

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