技術者に教養は必要か?
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そうそう、技術者こそ、教養が大事ではないかと思うんですよね。

何かを創る、産み出すということには、創り手の考え方や思考の幅/深さが、そのまま反映されるのではないかと思うのです。(恐ろしいことですが)
そして思考を広げ、視野を広げるのに、一番有効なのはやはり教養なのではないかと思います。物理的な「体験」にはやはり地理的、時間的な限界がありますから。

しかし日本の理系教育は、「使える」技術者を育てることにばかり注力して(あるいはそれもできていない?)、人間としての幅の広さや、思考力、創造力などを育てることをあまりに軽視してきたのではないかと思います。
結果、技術者が、視野の狭い「技術屋」化してしまい、新しいものを産み出すような広く深い思考ができない、一方で忙しさに追われて思考や教養を深めているような余裕もない、そんなサイクルにはまってしまっている気がします。

このサイクルからどう抜け出せばいいのか、簡単な回答はないかもしれませんが、意欲さえあれば、本を読むことくらいはできるのではないでしょうか。古本をamazonで検索すれば殆どが数百円から買える時代です。
いい本と出合う「技術」も重要かもしれませんが、今の時代であればネットがいろいろと助けになってくれるでしょう。
あのビルゲイツも、忙しい中でも年に数回、「シンクウィーク」と称して、日常から離れ、本を読み、考えるために1週間ほど山にこもる、といったようなことを続けているようですよ。平日でも1日1時間以上本を読み、蔵書も1万冊以上だとか。
ビルゲイツより忙しい人もなかなかいないでしょうから、「本を読む時間がない」というのは、結局は優先順位の問題、と言えるのではないでしょうか。

とにかく、いろんな考えを持った、色々と偏った人間がぶつかり合って何かを生み出していく社会が面白いと思います。粒揃いの優等生ばかりの社会からは大事なものは何も生まれてこないのではないでしょうか。

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「大富豪」はまあいいとして、あれだけ大きなアウトプットを出したビルゲイツが、読書を大事にしていたというのは面白いですね。

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