日本の長時間労働の原因など
サイズ:     
    ノート表示(LV2)
この記事で触れられていますが、「トップ3カ国(仏、独、米)の労働生産性の水準が日本の1.5~1.6倍もある」そうです。

それだけの生産性の差を、労働時間でカバーしてなんとか現状を維持している、というのが現在の日本社会の姿ではないかと思います。
このような根本原因を見ずに、制度や方法論としての「働き方」をいくら議論しても、問題の解決には繋がらないのではという記事ですが、全くその通りだと思っています。

ではどうしてそんなにも付加価値が低いのか。
日本人が頑張っているのは間違いないと思うのですが、その努力の向かう先がちょっとよろしくない、ということなのだろうと思います。

長らく欧米技術をキャッチアップする中で「いかにやるか」の「How」に特化した努力を続けてきた日本人(企業)ですが、「何をやるか」「なぜやるか」の「What」「Why」を考えることにシフトできず、壁に当たっている、ということだろうと思っています。

まず努力する優先順位を変えなくてはいけないのだろうと思います。how > what ではなく、 what > how の順に力を注がなくてはならない、という基準のシフトが必要ではないでしょうか。当然、教育の内容もそのように変わらなくてはなりません。
今後はAIにより「how」部分の重要性はさらに縮小すると思われますので、「what」「why」の思考力(及び議論力)を鍛える方向での教育、訓練こそが重要になるのだろうと思います。
(もちろん「how」の重要性がなくなるわけではありませんが、「what」「why」を徹底することで「how」部分をギュッと圧縮することが必要なのだろうと思います)

  sub_notes (LV3)   全て開く   全て閉じる
none   LV3  
0
none

  コメント

  コメントを書く
ads