日本の雇用形態の問題
サイズ:     
    ノート表示(LV2)
これ、日本社会の諸悪の根源だと思います。

とうに社会構造は変わり、世帯構成は多様化しているのに、働き方に柔軟性がないですね。
社会も企業も、時代の変化にイノベーションやビジネスモデルの変革で対応するのでなく、社員の自己犠牲を前提とした根性経営で乗り切ろうとしている。

男性正規社員が働き過ぎで、創造力/思考力/チャレンジ精神を失い、大きなイノベーションが起こらないのも、女性がまともに活躍できないのも、時代にあった新産業やベンチャーが育たないことも、ここから変えないと全く変わらないと思います。
「妻付き男性モデル」と「養われる妻モデル」の問題、とても根深いと思います。
これをなくすことが、日本社会改革の一丁目一番地ではないでしょうか。

そのためには何が必要なのでしょうか。
守るべきは組織でも、家庭でもなく、裸の個人であるはずです。
産業ピラミッドの頂上からお金をばらまくような恣意的な保護政策(景気対策)や、企業や家庭を安全装置とするような福祉設計ではなく、あくまで「個人」を守る、という福祉にシフトしなくてはいけないでしょう。
その上で、競争力を失った企業はどんどん退場してもらい、新企業に席をあけていくのが重要でしょう。
個人を守り、組織は壊す、それが、資本主義の健全な新陳代謝にとって絶対に必要な条件だと思います。

そのようにして「暗黙の生活基本形」なるものを前提とした社会設計から、「枠によらない自由な個人」の集合体としての社会設計に変えていく必要があるのではないでしょうか。
そうでないと、一定の枠内の行動、思考しか許さない社会となり、結果としてイノベーションを生み出せない、(現在の日本のような)停滞社会になってしまうのだろうと思います。

  sub_notes (LV3)   全て開く   全て閉じる
none   LV3  
0
none

  コメント

  コメントを書く
ads