アメリカの格差
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アメリカの格差は行き着くところまで行っているようですね。
資産は所得よりも差が開きやすいとはいえ、下位50%で2.5%しか資産保有していないというのは、ちょっと想像を超えています。

トランプに期待する層が生まれてくるのも理解できます。(政策の内容は、必ずしも彼らのためになるとも思えませんが、少なくとも心情的には彼らの味方として行動している、と見えるのは確かです)

この絶大なる格差の一因として、ITや金融主導による経済成長があるのだろうと思います。
ソフト産業は、ハード産業と異なり、複製にコストがかかりません。製品を世界に売るために、大規模な工場も、大量の労働者も必要としません。
よって工業化時代に大前提とされていた、労働を通じた自然な所得の分配は行われません。

経済の前提が変わっているので、本来ならば再分配などの大幅な見直し(理念、設計から変更)が必要なのでしょうが、アメリカ建国以来の大原則である『小さな政府、自由主義』の徹底から、そのようなことが行われていません。(高所得層が政治の方向を決定づけている問題もあります)
そのため、当然の帰結として発生してくる格差なのだと思います。

日本はソフト産業化が進んでいないため、まだ対岸の火事かもしれませんが、ITの進展と、それに伴う産業の構造変化は不可避な流れであり、いずれ同じような問題にぶつかるのではないでしょうか。
(以前であれば別々の機器(カメラ、ビデオ、電話、時計、etc.....)として販売していたはずのものがスマホ一台に収まっているのだから、ソフト産業化は仕方のない流れです。逆戻りはできませんよね)


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