人口構成と民主主義
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一人一票を自明の原則としていいのは、人口構成がピラミッド型の社会の中だけだろうと思います。

そもそも、民主主義社会が始まって以来、長らく社会の人口はピラミッドに近い自然な形をしていたはずであるけれど、現在日本は急激な社会変化と人口変化により、まるで違った人口構成の社会になってしまっています。

ここで一人一票を堅持すると、社会の運営者と意思決定者が大きく食い違ってしまうという大きな問題が出てきますね。
また、戦後日本の経済発展と社会変化はあまりに急激であるので、世代間の環境差、状況差はあまりにも大きいです。
この状況の中で、マイノリティである若者の立場を政治に反映させる手段が事実上ないとなれば、将来を担わねばならない若者自身による意思決定が事実上不可能になり、社会のまともな運営自体が困難になってしまいます。

よって、歴史上例のない状況には、新たな解決策を用意しなければならず、それは世代間で一票の有効性に差をつけることであろうと思うのです。
世代間の補正係数をかけるなどして、投票後の権利配分がピラミッドに近い状態になるようにするべきではないでしょうか。
少なくとも、各世代平等になるくらいの修正は必要ではないかと思います。



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